君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜




「・・・帰ろっか」


笑顔でそう言ったつもり。


「おう」


奏はなんだか嬉しそうだった。



二人並んで歩く。

 

ぽつぽつと街頭が夜道を照らす。





ちゃんと言わなきゃーーーーーー





「あのね、奏」