チャラ男に付いていていくと生徒会室の看板が見えた。


いや、さすがに生徒会室に用があるわけではないよね?


そう思いながら歩いているとチャラ男が生徒会室の前に止まり、堂々と入っていった。


「え、ちょ、どういうことですか?」


そう聞いたが答えない代わりに腕を引っ張られ、無理矢理生徒会室に入れられた。


入ってみるととても広い部屋で、そこにはソファーがあり、チャラ男以外のあの5人組が座っていた。


さらに、空いた席のうちの一つにチャラ男が座ったので、私だけが立っている状態になった。


どういう状況?


「あの、ここに私を連れてきた理由はなんですか?」


そう尋ねたが、誰も答えてくれなかった。


私は帰ろうと扉の方に体を向けてドアノブに手をついた瞬間、やっと5人組のうちの1人が話し始めた。


「誰が帰っていいって言った?」


開口一言目がそのそのセリフ?


むかついた私は言い返してやった。


「貴方達が何も話そうとしないから帰ろうとしたんですけど?」


「クックック!」


その瞬間1人の男性が笑い出した。


「まさかこの空間でそのようなことを言えるなんて。」


は?まあ確かに威圧感はあったけどこんなの慣れているし。


「まあいい、とりあえず自己紹介をしよう。」


え〜別に要らないのに、関わりたくもないし。


「いらな「じゃあまず俺からね〜」



チャラ男、人の言葉を遮るな!



とてつもなくイラついたがそんなのお構いなしに自己紹介を始めた