泣いて喘いで呻いて。上手く息をさせてもらえないまま、口内を舌で弄ばれる。でも、そうすればそうするほど、逆に唾液の量が増えていく。黛だってそんなことくらい分かっているはずなのに、止めもせずに舐め取り、いやらしく吸い取り、おいしいわけがないのにおいしそうに喉を通すのだった。
唾液を飲まれていることを実感すれば、一緒に正気まで吸い取られているような錯覚に陥って。は、は、と短い息が唇と唇の間にできた僅かな隙間から漏れた。深く押し付けられる情欲から逃れたくても、微かに首輪に触れつつ後頭部を引き寄せる彼の手がそれを許さない。息が苦しかった。抵抗できなかった。
水分を補給するように、エキスを吸うように、気の済むまで俺の唾液を飲み、糸を引きながら唇を離した黛は、くたびれながらも咳き込む俺の顔を凝視して。自身の唇をちろりと舐めた。は、あ、あ、まゆ、ず、み、と息も絶え絶えに彼の名前を呼んで助けを求めたが、少しきつい首輪を緩められることもなければ、腕を縛るネクタイを解かれることもなかった。彼は変わらず俺を拘束したまま滾った目を向け、先程まで舌を突っ込んでいた俺の口内に、今度は無理やり指を突っ込んできたのだった。あの時のように、涎で滑っている舌をなぞられ、長い指で喉の奥を突かれる。咄嗟に手が出そうになったが、腕を縛られているために、黛にも指を絡められているために、その行動を制された。嫌でも汚い声が漏れ、喉が熱くなるのと連動するように目頭までもが熱を持つ。涙がじわりと溢れて、頬を伝った。
唾液を飲まれていることを実感すれば、一緒に正気まで吸い取られているような錯覚に陥って。は、は、と短い息が唇と唇の間にできた僅かな隙間から漏れた。深く押し付けられる情欲から逃れたくても、微かに首輪に触れつつ後頭部を引き寄せる彼の手がそれを許さない。息が苦しかった。抵抗できなかった。
水分を補給するように、エキスを吸うように、気の済むまで俺の唾液を飲み、糸を引きながら唇を離した黛は、くたびれながらも咳き込む俺の顔を凝視して。自身の唇をちろりと舐めた。は、あ、あ、まゆ、ず、み、と息も絶え絶えに彼の名前を呼んで助けを求めたが、少しきつい首輪を緩められることもなければ、腕を縛るネクタイを解かれることもなかった。彼は変わらず俺を拘束したまま滾った目を向け、先程まで舌を突っ込んでいた俺の口内に、今度は無理やり指を突っ込んできたのだった。あの時のように、涎で滑っている舌をなぞられ、長い指で喉の奥を突かれる。咄嗟に手が出そうになったが、腕を縛られているために、黛にも指を絡められているために、その行動を制された。嫌でも汚い声が漏れ、喉が熱くなるのと連動するように目頭までもが熱を持つ。涙がじわりと溢れて、頬を伝った。



