じっと対照を、俺を見つめ、そうしたまま、黛は指の腹で俺の頬をなぞった。思わず目を眇めれば、瀬那、と惚けたような声で名前を呼ばれる。瀬那、瀬那、とまるで気を惹こうとするかのように肌に触れながら繰り返し、自分の世界に俺を引き摺り込もうとする黛は、これ、つけてあげるね、と頬から首筋へ、指先を滑らせた。手が使えないため、彼の体を押し退けることすら叶わず、じりじりと尻を使って後退し、黛、待って、と意味のない制止を求めるか、顔を背けることでしか抵抗を示せない俺に、これ、が何なのか見せることもなく、黛は、彼自身の言う、これ、を距離を取ろうとする俺の首に巻き付けた。金具同士がぶつかる音がして、嫌でもはっきりとする。これ、は、首輪だ。首輪、だった。疑う余地もなく、首輪、だった。黛は俺に、首輪をつけているのだ。それも、苦しませるように丁寧に、きつく。
「あ……、う、ぐ、やめ……、絞まっ、て……」
綺麗じゃない声で喘ぎ、圧迫感に肩を竦めるも無駄に終わり、目を合わせないようにしても解放されるはずもなく、黛の手によって首輪は俺の皮膚に容赦なく食い込んでいく。息苦しさに悶える俺を見ても相変わらず手を緩めてくれない黛は、わざとなのか何なのか、首を絞めることが、やはり性癖ようなものなのか、完全に力加減がバグっていた。
「あ……、う、ぐ、やめ……、絞まっ、て……」
綺麗じゃない声で喘ぎ、圧迫感に肩を竦めるも無駄に終わり、目を合わせないようにしても解放されるはずもなく、黛の手によって首輪は俺の皮膚に容赦なく食い込んでいく。息苦しさに悶える俺を見ても相変わらず手を緩めてくれない黛は、わざとなのか何なのか、首を絞めることが、やはり性癖ようなものなのか、完全に力加減がバグっていた。



