どんなに道草を食っても、そこを避けるように遠回りをしても、行き着く先はいつも同じ。雪野の死を持って、番を解消する。その結論に、俺の脳は辿り着いてしまうのだ。最低だった。俺の問題なのに、俺が悪いのに、俺が自分でどうにかしなければならないのに、黛に殺してもらおうとしているのが卑怯者の骨頂のようで。最低だった。最低だと感じた。最低な俺は、大人しくくたばってしまえばいいと思った。そうだ、くたばってしまえばいいのだ。くたばって。くたばれ。ああ、ほら、また、一人になると、死にたくなる。くたばれ。
黛。黛。どこにいるの。殺して。黛。殺して。殺して。殺さなくていい。殺して。殺して。殺さなくていい。殺さなくて、いい。殺して。殺して。殺さなくていい。もう、もう、どうでもいい。俺は。俺は。黛に。触れてほしい。触れて、噛んでほしい。噛んで。黛。会いたい。何も分からなくしてほしい。何もかも忘れさせてほしい。黛しか感じられなくしてほしい。殴っていい。蹴っていい。嬲っていい。とことん、攻めていい。好きなようにしていい。そうしてほしい。俺は黛のオメガだから。黛は俺のアルファだから。
黛、と口の中で小さく呟き、確かめるように項を触る。包帯が巻かれていた。まだしばらく包帯は外せないが、傷が完全に塞がり外せるようになったとしても、俺はきっと外せないだろう。巻かないと落ち着かなくなってしまったのだ。それもこれも全部、自分の責任だった。他の誰のせいでもなく、自分のせい。
俺が、壊れなくてもいいものを、壊しているような気がした。壊すつもりで動いているわけではないのに、気づけば俺が踏み荒らしているような気がした。俺がいなければ、俺がオメガでなければ。そう卑屈になって落ち込んでも、変わるものも、変えられるものも、なかった。
黛。黛。どこにいるの。殺して。黛。殺して。殺して。殺さなくていい。殺して。殺して。殺さなくていい。殺さなくて、いい。殺して。殺して。殺さなくていい。もう、もう、どうでもいい。俺は。俺は。黛に。触れてほしい。触れて、噛んでほしい。噛んで。黛。会いたい。何も分からなくしてほしい。何もかも忘れさせてほしい。黛しか感じられなくしてほしい。殴っていい。蹴っていい。嬲っていい。とことん、攻めていい。好きなようにしていい。そうしてほしい。俺は黛のオメガだから。黛は俺のアルファだから。
黛、と口の中で小さく呟き、確かめるように項を触る。包帯が巻かれていた。まだしばらく包帯は外せないが、傷が完全に塞がり外せるようになったとしても、俺はきっと外せないだろう。巻かないと落ち着かなくなってしまったのだ。それもこれも全部、自分の責任だった。他の誰のせいでもなく、自分のせい。
俺が、壊れなくてもいいものを、壊しているような気がした。壊すつもりで動いているわけではないのに、気づけば俺が踏み荒らしているような気がした。俺がいなければ、俺がオメガでなければ。そう卑屈になって落ち込んでも、変わるものも、変えられるものも、なかった。



