「ロラン、ありがとう。大丈夫です。侍女の真似事でもして、自分の食い扶持でも稼がせてもらいます」
「なんだと?このちんくしゃがっ!言ったな。ああ、いいだろう。満足のいく働きをしてくれよ。ちょっとでも気に入らなければ、ここから放り出してやる」
「将軍閣下っ!」

 ロランが一歩前に出た。彼の可愛い顔は、真っ赤になっている。