お姉様は、自分でも何を言っているのかわからなくなっているのね。
バカバカしすぎるから、お姉さまの言うことを無視することにした。
「わたしは、どこだろうとクロードについて行く。それがたとえ死の国であってもね。たとえ王太子の『お下がり品』でも、矜持と意地があるわ。だから、クロードが王都に攻め入ろうが亡命しようがここでお兄様たちを迎え撃とうが、ずっといっしょにいる。最期まで、彼の側についている」
自分でも自分のことを素敵って思えるほど、凛として宣言出来たと思う。
バカバカしすぎるから、お姉さまの言うことを無視することにした。
「わたしは、どこだろうとクロードについて行く。それがたとえ死の国であってもね。たとえ王太子の『お下がり品』でも、矜持と意地があるわ。だから、クロードが王都に攻め入ろうが亡命しようがここでお兄様たちを迎え撃とうが、ずっといっしょにいる。最期まで、彼の側についている」
自分でも自分のことを素敵って思えるほど、凛として宣言出来たと思う。

