――――――ハイキングデートの翌週。
私が学校に行くと。
珍しく、結月君の方から話しかけてきた。
「おはようございます」
「あ、うん。おはよ…」
学校で、結月君が自分から話しかけてくるなんて。
ちょっとびっくりした。
でも丁度良かった。
「足、大丈夫ですか?」
いの一番に、結月君はそれを聞いてきた。
ずっと心配してくれてたんだろうか?
やっぱ優しいなー…。
「うん、だいぶ良くなったよ。もう普通に歩ける」
精々、帰った日のお風呂で、お湯に滲みて痛い目を見たのが関の山。
翌日には、ほとんど痛みは引いていたし。
今朝になると、もう腫れも引いてしまった。
昨日大人しくしてたしね。それが良かったのかも。
「そうですか、それは良かった…」
心底ホッとした様子の結月君だった。
本当に心配してくれてたんだ。
「ごめんね、本当…。それと、これ。ハンカチと手拭いありがとう」
私は、洗って持ってきた結月君のハンカチと手拭いを、彼に返した。
「あ、はい。こんな急がなくても良かったのに」
「いやいや、いっぱい迷惑かけちゃったからさぁ…。今度何かお詫びするわ」
「そんなの気にしなくて良いですよ」
君が気にしなくても、私が気にするわ。
今度、何かお詫びの品を用意しておこう。
私が学校に行くと。
珍しく、結月君の方から話しかけてきた。
「おはようございます」
「あ、うん。おはよ…」
学校で、結月君が自分から話しかけてくるなんて。
ちょっとびっくりした。
でも丁度良かった。
「足、大丈夫ですか?」
いの一番に、結月君はそれを聞いてきた。
ずっと心配してくれてたんだろうか?
やっぱ優しいなー…。
「うん、だいぶ良くなったよ。もう普通に歩ける」
精々、帰った日のお風呂で、お湯に滲みて痛い目を見たのが関の山。
翌日には、ほとんど痛みは引いていたし。
今朝になると、もう腫れも引いてしまった。
昨日大人しくしてたしね。それが良かったのかも。
「そうですか、それは良かった…」
心底ホッとした様子の結月君だった。
本当に心配してくれてたんだ。
「ごめんね、本当…。それと、これ。ハンカチと手拭いありがとう」
私は、洗って持ってきた結月君のハンカチと手拭いを、彼に返した。
「あ、はい。こんな急がなくても良かったのに」
「いやいや、いっぱい迷惑かけちゃったからさぁ…。今度何かお詫びするわ」
「そんなの気にしなくて良いですよ」
君が気にしなくても、私が気にするわ。
今度、何かお詫びの品を用意しておこう。