世の中には、楽しいことばかりが溢れていると思っていた。
たくさんの楽しいこと、嬉しいこと、明るいことが溢れていて、自分を包んでいる。
自分がそうであるように、周りの人々もまたそうなのだと。
幸福な毎日が当たり前で、それが幸福であると気づかないほどに。
私は溺れていた。
でも、そんなことはなかった。
誰もが幸せな世界なんて有り得ない。
いつだって誰かの幸福は、他の誰かの不幸の上に成り立っている。
結局私はただ、見知らぬ誰かの不幸の上に、厚かましくもあぐらをかいているだけだった。
自分が幸福を感じている、その裏で。
誰にも見えないところで。
誰にも気づかれないところで。
今日も、不幸に泣いている人がいる。
この理不尽。
私の薄っぺらい幸福。誰かの悲しい不幸。
それが紛れもない、世界の摂理であるということを。
たくさんの楽しいこと、嬉しいこと、明るいことが溢れていて、自分を包んでいる。
自分がそうであるように、周りの人々もまたそうなのだと。
幸福な毎日が当たり前で、それが幸福であると気づかないほどに。
私は溺れていた。
でも、そんなことはなかった。
誰もが幸せな世界なんて有り得ない。
いつだって誰かの幸福は、他の誰かの不幸の上に成り立っている。
結局私はただ、見知らぬ誰かの不幸の上に、厚かましくもあぐらをかいているだけだった。
自分が幸福を感じている、その裏で。
誰にも見えないところで。
誰にも気づかれないところで。
今日も、不幸に泣いている人がいる。
この理不尽。
私の薄っぺらい幸福。誰かの悲しい不幸。
それが紛れもない、世界の摂理であるということを。