「暗いんだから、目が届かないところに行くな」

わざわざ追いかけてきてくれたの……?

「で、でも……永遠くん気分悪そうだったでしょう?私といたら、ますます……」

「それでおばけ屋敷入ろうとか言い出したのか……」

呆れたようにため息を吐いた永遠くんに、申し訳ない気持ちになった。

結局迷惑をかけてしまった……。

「立てないのか?」

「ご、ごめんなさい……怖くて、腰が抜けちゃって……」

私、本当にダメなパートナーだ……。

「ったく……」

怖くて悲しくて涙が溢れそうになった時、永遠くんの手がゆっくりと離れた。

……と思ったら、優しく抱き抱えられた。

「えっ……!?」