よく見ると、永遠くんの顔が真っ青になっている。

ショーに夢中で気づかなかったけど、周りにはいつの間にか人だかりができていた。

私たちが来た時はまだ空いていたけど、みんなショーを見るために集まっていたみたい。

と、とにかくまずは人混みから抜けて……永遠くんを休ませてあげないと……!

「永遠くん、こっち!」

「え?」

つないだままの手を引いて、人の波をかき分けていく。

なんとか抜け出すことができたけど、休めそうな場所が見つからない。

永遠くんの顔、今にも倒れちゃうんじゃないかってくらい真っ青……!