ど、どうしようっ……ずっと手を繋ぐなんて……永遠くんがピンチだ……!

この前、私が眠たかった時に肩を貸してくれたけど……それ以降接触はないし、私も永遠くんにはぶつかったりしないように気をつけてる。

それなのに、必ず手をつなぐって……。

「つないでなかったら減点でーす♡」

う、嘘……。

絶体絶命のピンチを前に、私は頭を悩ませた。





「永遠くん、遠足のことだけど……」

その日寮に帰ってから、私は永遠くんデート遠足の話を切り出した。

正直、りぼんランドには行きたいけど……手を繋いだままっていう条件は厳しい。

今回は欠席かな。

「別に、手つなぐくらい平気」