解消予定とはいえ、デステニーで選ばれた相手だから……運命の相手ではなかったとしても、何かの運命には結ばれていると思う。だから……永遠くんには幸せになってほしいし、少しでも楽しく過ごしてほしい。
そんなふうに、平穏な生活を送っていただけど、結婚科にいる以上、最低限の接触は避けられなくて——。
「おはよう生徒諸君‼︎」
HRの時間。七海夫妻……学園長たちが、突然教室にやってきた。
「今日は私達学園長が直々に」
「新しい行事のお知らせにきたわよーー‼︎」
今日もおふたりは息ぴったりだっ……。
呑気にそんなことを思いながら、ふたりの話を聞いていた。