自然と笑みが溢れる。 嬉しい、私の料理を食べてくれること、美味しいと言ってくれること。 これを当たり前のようにしてくれるのは、千輝くんと……あとは田邊だけだから。 いつも田邊も美味しそうに食べてくれて、それを見ているのが好きだったりする。 こうしてこの家で誰かとご飯を食べることなんて、田邊以外いなかったかも。 田邊以外だと、向こうの家だったり、違う場所だったりするから。ご飯も一緒に食べたりしない。 「……遥乃」