甘く、溶ける、君に。



もしかして、とは思ったけど想像以上で思わず声を大きくしてしまった。



やっぱりそうだった。熱さを感じられて、熱があるって一目瞭然。

触れた手が熱すぎて、それこそ私の煩悩は全て飛んでいった。



全てが一致する。

多分千輝くんはずっと風邪をひいていて、だからドアポストもそのままだったし、生活音もほとんどしなかったんだ。


私の胸騒ぎ、間違ってなかった。



「……はる、の」


「ごめんね、ここまで来させちゃって。寝てなきゃ、こんな熱……!」


「……ん、」


「何か作るよ、だからあがっていい……?」