………なんて、ね。 誰かにやられたって証拠はない。 なによりあの子には守ってくれる男がいる。 俺が出る幕じゃない。 ……と、結論付けたあとも やっぱり頭の中を支配するのは この世で1番憎くて ───1番愛しい女だった。