孤高の極悪総長さまは、彼女を愛しすぎている


「そ、片想いですよ。……最初から叶うわけもない片想い」

「いや叶うわけあるだろ〜。墨くんが告白してオッケーしない子とかいなくない? ねえ、そこのきみもそう思うよね?」



シャッ…!とカーテンが開いたかと思えば、遠慮なく入ってきた先生に問いかけられた。



「たっ、たしかにすごく綺麗でかっこいいしお金持……家柄も素敵なので、断る理由はないかも……です、ね……?」



うんうんと頷く先生。
じっとこちらを見つめる本領くん。



「う……まあでも、あくまでも一般論というか。わかんないですよね、恋って、感情の問題だし。スペックとかじゃどうにもならないこともありそう……」



なあんて偉そうに語ってみせるけど、これ、まりやちゃんの受け売りなんだよね。

わたしの恋愛の知識はすべてまりやちゃんとドラマと少女漫画で構築されているので、なんかこういうとき申し訳ない……。