孤高の極悪総長さまは、彼女を愛しすぎている

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「はよーございます奥のベッド借りますね」


先生のほうをろくに見もせず、あいさつと用件を適当に済ませてスタスタと進んでいってしまう本領くん。

先生にぺこぺこ頭を下げながら、あたふた付いていくわたし。



「えっ! ちょっと困るよー。もうすぐ始業式始まっちゃうんだけど、おふたりさーん?」

「しょうがないじゃないですか、この子怪我人なんだし」

「えっ怪我してるの? どれどれ見せてみて」



駆け寄ってくる先生を、本領くんは笑顔で制した。


「俺がやるんで結構ですよ」

「はあ……なんのために先生がいると思ってるの? まあ私も今から始業式出なきゃだし、任せるけどね!」


ずいぶん親しみやすい先生だなあって、感心する間もなく



「ほら、かとーあみちゃんこっち」

「わ!」


ベッドのほうへ強引に腕を引かれて、おっとっと。