走って走って、校舎の隅の階段でうずくまった。
泣いちゃだめ。わたしに泣く資格ない。
わたしがまりやちゃんを傷つけたんだ。
わたしより何倍も辛かったはずなのに、まだ好きって言ってくれる……。
雪くんはさっき、先生に呼ばれて職員室にいった。
こんな短い休み時間までは、中城くんだって監視はしきれないはず。
今、考えなきゃ。
すぐには無理でも、なんとかまりやちゃんと話をする方法……タイミング……。
まりやちゃんだけには本当のことを知っててもらいたい。
他の誰にもわかってもらえなくても、まりやちゃんにさえわかってもらえればいい。
少なくとも、わたしがまりやちゃんのことを大好きだってことだけは伝えなくちゃ……。



