孤高の極悪総長さまは、彼女を愛しすぎている


隣の席の男の子と話すのも禁止された。


授業とかで仕方なく会話をしなきゃいけないときなんかは、最初は許してくれてたけど


ある日、愛想を振りまくな、笑うなと怒られた。



男の子も女の子も関係ない。

話しかけられたら、極力聞こえないフリをしなくちゃいけない。

聞こえないフリが厳しいときは、手短に返事をしてすぐに終わらせる。そのときに笑ったりしたらいけない。


雪くんに常に見張られている。

雪くんがいないときは中城くんに見張られている。



その他にも、なにか雪くんが気に入らないことがあると新しい約束を取り付けられた。


わたしが約束を破れば、まりやちゃん危害が及ぶ。

ただの脅し文句じゃないことはわかっていた。


雪くんは自分の大事なものを守るためには、昔から手段を選ばないから。


自分の大事なもの以外がどうなろうと、微塵も興味がないから。