「ふ〜ん」
気のない返事が出てしまった。
だってわたし、まりやちゃんと同じクラスってことがわかっただけでもう満足だし……。
たとえ周りから見てとんでもない組み合わせのクラスがあったとしても、それが自分のクラスだったとしても、べつにいいや〜と思った。
「先生たち何考えてるんだろね? 天沢くんと本領くんを一緒にするとか」
……べつにいいや〜と思った……。
訂正。
思ってた。たった3秒前までは。
「まりやちゃんごめん、もっかい言って……」
「へ?」
「天沢くんと本領くんが……なにって?」
「だから~2人が一緒のクラスなんだってば〜。ちなみに私たちと同じ2組だよ」
ぽかん。
空いた口が塞がらないという経験を、生まれて初めてしたかもしれない。
「杏実的にはよかったじゃん。雪くんと今年も一緒で」



