どうしようううう、敷島くんが見てるのに!
離してくれないどころか、さらに強い力で抱きしめられてパニックになる。
でも力入んなくて抵抗できない。
「もっ……あの、離して」
「離したら倒れるじゃん」
「た、倒れないようがんばるよ?」
「ほんとに? ちゃんとがんばれるかな、信用できないなー」
え、ええええ……っ?
腕の力が緩められたのは、キャパオーバーの寸前。
同時に、ふわりと、体が宙に浮く感覚がして。
「ひゃ……!」
すとん、と降ろされたのはベッドの上。
あれ……元の位置にもどっちゃった……。
もう1回トライ、と思って飛び出そうとするも、またもや捕まえられてベッドに落とされる。
「むだだからやめときな。安静にしないと熱上がるよ」
「だ、だって……敷島くんに、わたしよく思われてないし、申し訳ないし、どう考えても居づらい」
「はは、本人いる前で言うのほんとにおもしろいね」
「わっ、えっと、そういうつもりじゃ……」



