自分の身が危険に晒されてるのに、すぐ状況を受け入れようとするし。
かと思えば
──“もしかして本領くんも体調悪い?”
自分を犯そうとしてる相手の心配なんかして。
状況を受け入れてるんじゃなくて、実はなんにもわかってないただの馬鹿なんじゃないかとか……。
「本領これからどうする? もうそろそろセンセー会議から戻ってくる時間じゃねーの」
「えー、まじ?」
スマホを見た。
授業が終わるまであと10分か……。
「この子さあ、Lunaの幹部室に連れてっていい?」
「は。嘘だろ正気かよ」
「俺といるとこを見られたら立場的に可哀想だし、授業が終わる前に移動するよ」
「お前の立場もあぶねーよ。こいつは天沢の女だぞ。ほっとけよ、先生が戻ってきたら看てもらえるだろ」



