孤高の極悪総長さまは、彼女を愛しすぎている


「雪君みたいに公認の彼女がいたら、もっと取っ付きやすくなると思わん?」


ぎくっとした。

まさか自分に関する話題になるとは思わなかった。



「それはある! 雪君のこと初めて見たとき、すげー綺麗すぎて怖かったんだけど、そばに加藤さんが来た瞬間、雰囲気柔らかくなって見えたもん」

「実際本人も明るい性格だったし好感度あがったわ。いいよな〜ゆきあみ。幸せそうで」



まりやちゃんが言ってたこと、本当だった……!

“ゆきあみ”。

実際に呼ばれてるのを聞いたら、顔がボッと火がついたみたいに熱くなる。


すぐ後ろにわたしがいるの気づかれたらまずいのに、



「そういえば、本領君てまじで彼女いないのかな」



……気になる話題が出てきて、つい耳を傾けてしまう。