何も言わない心春を見て、両親は顔を見合わせて呆れたようにため息を吐く。父が心春の肩を掴んだ。
「いつまで子どものように拗ねているんだ。総司くんがいいと言ってくれたら、お前は荷物をまとめて総司くんの家で一緒に暮らすんだぞ?」
「……は?」
突然言われた言葉に心春は足を止める。母が父の隣で「よかったわね」と微笑んだ。
「やっぱり、いきなり籍を入れるのはあんまりだから、婚約者同士として同棲して結婚式の準備をしていこうって話になったの」
「私、結婚式はしないわ」
好きな人と挙げるのならば、喜んで準備をする。だが、無理矢理結婚させられる相手なのだ。祝福されても嬉しくない。だが、両親は口々に言う。
「こういうことはきちんとしないといけないだろう!総司くんを祝福したい人は多いんだ」
「わがまま言わないでちょうだい!あなたが迷惑をかけないように、お母さんは結婚式の準備について行きますからね」
「いつまで子どものように拗ねているんだ。総司くんがいいと言ってくれたら、お前は荷物をまとめて総司くんの家で一緒に暮らすんだぞ?」
「……は?」
突然言われた言葉に心春は足を止める。母が父の隣で「よかったわね」と微笑んだ。
「やっぱり、いきなり籍を入れるのはあんまりだから、婚約者同士として同棲して結婚式の準備をしていこうって話になったの」
「私、結婚式はしないわ」
好きな人と挙げるのならば、喜んで準備をする。だが、無理矢理結婚させられる相手なのだ。祝福されても嬉しくない。だが、両親は口々に言う。
「こういうことはきちんとしないといけないだろう!総司くんを祝福したい人は多いんだ」
「わがまま言わないでちょうだい!あなたが迷惑をかけないように、お母さんは結婚式の準備について行きますからね」



