「見てろよ」
立ち上がって机に手を置いた知由の口元は、笑っている。
二人を見返す気しかない自信ありげな笑みは、どんな言葉よりも二人を安心させた。
知由は本当に、立ち直ったらしい。
「……て、ちょっと待って? みさきちゃん、朝原晴真くんの依頼、断ったってこと?」
知由は滋が言おうとすることを察しながら、気付いていないように頷く。
「だったら、まずは依頼を受けるところからじゃん。頼まれてもないのに動くのは、まずいんじゃない?」
知由はゆっくりと視線を動かし、顔を落とす。
「……仕返ししようって、持ちかけたくせに」
とてつもなく小さな声で、拗ねたように言う。
滋の表情は、子供を諭す目をする。
「それはみさきちゃんが依頼を受けても行動できなくて、落ち込んでいると思ったからだよ。みさきちゃんの勝手な感情で動いたら、今後の依頼とか評価に影響が出るんじゃない?」
正論に、知由は口を噤む。
さっき知由が友奈にしたことを、そのまま滋にされてしまい、ますます居心地が悪い。
逆に、友奈は気分がよかった。
「朝原晴真に謝って」
一言、一言、あえて区切って言う。
「ちゃんと話を聞き出して」
立ち上がって机に手を置いた知由の口元は、笑っている。
二人を見返す気しかない自信ありげな笑みは、どんな言葉よりも二人を安心させた。
知由は本当に、立ち直ったらしい。
「……て、ちょっと待って? みさきちゃん、朝原晴真くんの依頼、断ったってこと?」
知由は滋が言おうとすることを察しながら、気付いていないように頷く。
「だったら、まずは依頼を受けるところからじゃん。頼まれてもないのに動くのは、まずいんじゃない?」
知由はゆっくりと視線を動かし、顔を落とす。
「……仕返ししようって、持ちかけたくせに」
とてつもなく小さな声で、拗ねたように言う。
滋の表情は、子供を諭す目をする。
「それはみさきちゃんが依頼を受けても行動できなくて、落ち込んでいると思ったからだよ。みさきちゃんの勝手な感情で動いたら、今後の依頼とか評価に影響が出るんじゃない?」
正論に、知由は口を噤む。
さっき知由が友奈にしたことを、そのまま滋にされてしまい、ますます居心地が悪い。
逆に、友奈は気分がよかった。
「朝原晴真に謝って」
一言、一言、あえて区切って言う。
「ちゃんと話を聞き出して」



