探偵少女

 ついでに、情報過多で混乱気味だったのも、少しずつ整理されていく。


「本当に蒼空さんが三崎のことをネットで言ったの? 私、あのコメント見た記憶がないんだけど」


 そもそも、知由を慕っている人が、騒がれたくないと言う知由の思いに反することをしたとは、どうしても思えなかった。


「それは多分、蒼空がすぐに消したから。でも、蒼空がどういうつもりだったのかはわからない」


 話題を戻したことで、またずたずたに言い負かされると覚悟して言ったから、そうならなかったことで、安心する。


 口調が変わると、知由の性格も少しは穏やかになるのかもしれないなんてことを思いながら、説明を待つ。


「ネット上で、あのアカウントが蒼空のものだということしかわからなかった。乗っ取られていたのかもしれないし、寝ぼけて書いてしまったのかもしれない。誰かに自慢したかったのかもしれないし、心の底では私を良く思っていなくて、嫌がらせをしようとしたのかもしれない」


 知由は思いつく限り、仮定を並べていく。


「蒼空さんが三崎に嫌がらせなんて、ありえない」
「私たちの知っている蒼空ならやらないだろうけど、本当はどうかわからない」