私たちは買った袋を手首にかけると、グループチャットで別行動すると知らせて、好きなところを回った
その間も、手を繋いでモール内を歩いてると、一際目立つ派手なお店を見つけた
「なにこれ?」
「入ってみるか?」
店内を見回したけれど、なにか怖そうだったからやめた
「ま、また今度ね」
「麗奈のそういうところも変わってねえな」
私は昔から怖いものは無理な方で、ホラー映画も漫画も小説も全て無理なほどの怖がりだ
まことくん覚えててくれてたんだ
私は今にもニヤけそうな気持ちでいた
周りからはカップルと思われてそうだけど、私たちはそれでも良かった
それからは、本が立ち並んでる店を見つけたから入ってみることに
ちょうど好きな本が欲しかったんだよね
大好きな小説家さんの最近書籍化された作品だ
甘くてでも酸っぱい甘胸きゅんな作品だ
わたしはそれを1つ手に取る
パラパラと読むと、甘くて胸キュンスカッとする話だった
早く読みたい気持ちがあったけど、家まで我慢することにした



