「あいつは好きな人ができると、ストーカーみたいになるんだ。"あの時"も俺と君島は付き合ってなんか居なかったんだ。アイツは少しおかしい。あいつが転校するまで俺は少し怖いくらいに付きまとわれていたんだ。デートなんてしたこともねぇよ。いや、俺のこと好きになってくれることはありがてぇけど、君島のは、ありがた迷惑つーか。それにな?」
智樹くんは後ろにいる、まことくんと悠介くんに目配せをすると、空き教室に私たちを連れてきた
「ごめんな、あの二人には少し聞かれたくなくて、それでな?君島は被害妄想?ってのが激しくてな?『ねぇ、智樹くん。その女はだれ?彼女は私じゃなかったけ?』って言ってきたんだ。俺はこいつ頭おかしいんじゃねえか?とも思い始めた。しばらく我慢すればいいことだと思い、俺は1回だけならってことでデートしたんだ。そして、その帰り道に、小鳥遊を見つけた」
"あの時"ね
すぐ、瑠菜が来たと思っていたのはそういうことだったんだ
私は自分でもわかるくらい身体は震えていた
「あ、この先辛かったら、無理には話さねえから。でも俺もあの時はびっくりした」
「うん、大丈夫!あの時だよね」
「あぁ、、俺は遠目から見てたんだ、助けに行こうとしたけど。君島に止められた。『ねぇ、なに麗奈ちゃん助けに行こうとしてるの?今は瑠菜といるんだから』って、こいつ本当に中学生か?って心の中で思って」
瑠菜の異様な執着心を持っていることはわかっていたけれど、あの時、瑠菜がいなかったら私は、トラウマにならずに済んだのに



