私は咄嗟に、瑠菜の頬を左手でひっぱたいていた
パチンっ
「る、瑠菜が……そんな子だとはおもわなかった」
私は気がつけば、中庭を飛び出していた
あれ?前もこんなことがあったな。
でも、あの時とは違う
でも、身体が…足が…止まらない
そして、私が辿り着いたのは今まで入ったことも無い屋上だった
私は一旦息を整えると古くて錆びた音をだす屋上へと続くドアを開ける
そこにはびゅぅと心地よい風が吹いていた
私は屋上の右側に行くと、フェンスによりかかる
そしてカシャンと音が出た
「はぁ、いきなり飛び出してしまったこと美優たち怒ってるかな?」
それに、人を叩くなんて初めてのことで私の中に罪悪感が湧き出てくるのがわかった
そして、しばらく屋上で空を眺めていると
制服に入れていたスマホがなった