いつもの様に、玄関に行くと見たことも無い綺麗な女の子がたっていた
「ねぇ、あの子転校生かな?めっちゃきれ……あれ?見た事あるようなないような」
私も美優もその転校生の顔には見覚えがあった
というのも、忘れもしない
あの事件を起こした犯人だった
「ねぇ、あなた、麗奈よね?久しぶりね?ふふ、もうあのことは本当に反省したの!本当にごめんなさい!」
瑠菜は、頭を下げてわたしと美優に心の底から謝ってきてくれた
あの事件を知っている子も多くて、
「麗奈ちゃん……、大丈夫?」
「許してくれないってことは承知してる!友達に戻りたいってことも言わないから、せめて、あの時のように仲良くして欲しいな」
本当に反省してるのだと思って、私はまだ怒りもあるけれど許すことにした
「瑠菜……もういいよ。頭を上げて?」
あの事件のことは許すことは出来ないけれど
こんなにみんなに響き渡るような声で謝ってきてくれてるもん
「麗奈……ありがとう」
瑠菜は私が許したことに歓喜したのか泣いてしまった