再会した幼なじみは私だけを溺愛する


「ねぇ、貴女が小鳥遊 麗奈さん?初めまして、桜川 美優と言います。どうして今までこんな子に出会わなかったのか不思議でたまらないわ」

桜川さんは溜息をつきながら独り言をブツブツ言っていた

「あの……」

私が勇気を振り絞った声は小さかったけれど、しっかりと桜川さんの耳に届いたらしく

桜川さんは私の方にむくと、ニコッと笑顔で

「ふふ、これからよろしくね?麗奈ちゃん」

桜川さんもとい美優は手を差し出してきたから、私もそれに応えた

「それから、私はずっと美優と行動していたから今の私がいるのかもしれない」

私を襲った男性二人組は、1ヶ月後に捕まり、瑠菜は桜ヶ丘から追放…ではないけど退学した

そして、私はその後フラッシュバックやトラウマにならずに済んだおかげで美優と桜ヶ丘シリウスステークス高等部へと進むことが出来た

「美優がいてくれなかったら私は外部入学だったかもしれない」

私がもし、桜ヶ丘ではなく別の高校に入学していたら、まことくんと再会してなかったかもしれない