「ねぇ、キミ可愛いね?お兄さんたちと遊ばない?」

私が隣町で息を整えていると、見知らぬ男性が話しかけてきた


「えっと……ここってどこですか?」

「うわっ、声まで可愛い。えっ?ここ?」

「ここはね、❀✿市だよ」

うそ、本当に知らない街だ

「私、帰りたいんですけどどうすれば帰れますか?」

「えっとねー、それよりもボロボロだよ?カラオケが近くにあるからさ」

見知らぬ男性は私の腕を掴むと、半ば強引にカラオケに連れ出そうと企んでいた

「いや、あの私帰りたいんですけど」

「まぁその前にお兄さんたちと遊んでよ」

「しかもその制服って桜ヶ丘でしょ?いい所のお嬢様って感じなのにねー」

男性2人組は、ゲラゲラと下品な笑い声で私をさらおうとしていた

「そのごは……あまり言いたくないんだけど」

「無理に思い出さなくていいから」

「全部話したいの」

「わかった」