「私の後ろ着いてきてたのも懐かしいね」

「それは、忘れてくれ」

もう話してもいいよね?

私の"あの日"のこと


「あのね、マコトくん。私の過去のことなんだけどね?あれは忘れもしない中学の頃」

「うん、ゆっくりでいいから話してくれ」

────┄┄┄

これは私が一度も忘れたことがない中学の頃

「麗奈〜、おはようー」

「あー、瑠菜ちゃん、おはようー」

私に声をかけてきたのは友達の瑠菜

頼りになるお姉さん的存在

「今日、智輝くんとデートなんだ〜。」

「えっ、そうなんだ!楽しんできてね?」

智樹くんとは、瑠菜の彼氏さんだ

お互い両思いで、お互いが好きなのになかなか付き合わなくて、でも最近やっと付き合った2人