「おまたせ」

「大丈夫だ、俺の方こそ悪いな、連絡も何もしないまま、来ちゃって」

まことくんが言うには、今日は親は家に居なくて暇だったから遊びに来たってことらしい

「そっか、でもごめんね、何も用意しなくて。飲み物くらいなら出せるから」

と、私がソファから立ち上がるとまことくんが私の腕を掴んで

「そ、そんなことじゃなくて、ほら…昔約束しただろ?"また絶対に会いにくる"って、でもあの高校にいたのは偶然で。いや、あのそういうことじゃなくて…。」

まことくんが珍しくテンパっている

「ふふっ、何が言いたいかわかってるから、大丈夫!心配しないで?私はねずっと覚えていたの。でも昔のこと話してもまことくんは、私の事忘れていたらどうしようかと思って」

私はまことくんの目をしっかり見て話した

まことくんは驚いたけれど、私はまことくんの手を握って