しばらく固まってる斎藤くんが口を開いたら、驚きの言葉だった
「え?話したの?俺とは一言も会話しないのに?」
「え?知り合いなの?」
「てか一言も話さないってどういう?」
「まぁ、ここで話しててもあれだし場所移動しようぜ」
斎藤くんの提案で私たちは、玄関から空き教室へ移動したら
斎藤くんから出た言葉は私の"あの日"より衝撃的だった
「とりあえず、俺の隠してることはそれだけだ、悪かったな重い話して」
「そんな…事があったなんて…」
「俺は知ってた。中学のとき悠介がめちゃくちゃ暗い時があって、気になったから問いただしてみたんだ。そしたら、今の2人みたいに俺は心のどこかがずっしりと鉛が入ったように重くなったことがあって」
斎藤くんもそんなことがあったなんて