「え、小鳥遊さんも桜川さんもシリウスステークス中学校なん?俺と悠介だけ、常花中学?」
シリウスステークスの話をしている3人
どうやら、斎藤くんとまことくんは常花中学らしい
外部から入学してくる人達は、例え、中学に来たとしても受験をしなければ、シリウスステークスには通えないことになっている
「あれ、でもまことって9歳までこの地区に居たって聞いたことあるけど?」
なにやら話し込んでいて、私が戻ってきたことに気がついてなさそう
「あー、確か途中で引っ越した気がする。小学校は、シリウスステークス初等部だった気がする。あれ?忘れた」
「3人とも、お待たせー」
「あ、なぁ誠って、昔シリウスステークス初等部に通ってたって聞いたことあるけど、麗奈ちゃん、それ本当?」
「えっとー!」
私は今すぐ、ここで全て話したい衝動に駆られたけれど、まことくんは、私の事なんて忘れていたようだから話さないでおくことにした