「ねぇ、莉久〜?いい加減離して?」
私は佐藤 実玖
莉久というのは幼なじみで私の愛しの彼氏
相河 莉久
それで今、莉久の家に遊びに来てるんだけど、何故か莉久に抱きしめられたまま1時間くらい動けないでいる
「ダメ、実玖って離すと逃げるから、こうでもしてないと、実玖の温もり感じられない」
莉久ってこんなに甘えただったけ?
「もう〜、莉久かーわいい」
私はいつもこうやって莉久をからかってはうるせぇって言われるんだけど
その日は違ったの
「可愛いのは実玖だって、言ってんの!」
後ろから抱きしめられたと思ったけど、
今は莉久の正面にいる
「実玖って、目を離したらすぐフラフラするからこうやって抱きしめておかないと」
もう私は小さい頃から莉久一筋なのに