まことくんは私の髪を手に取ると、自分の口元に近づけて

「麗奈、すげー、可愛い。緊張してんの?大丈夫。怖いことはしない。ただ、もっと麗奈を俺のものだって見せつけてぇ。麗奈は俺のもんなんだって、みんなの前でキスしてぇくらい、俺は麗奈のことに夢中」

そんな顔、しないで…

私を見下ろす意地悪な顔、そして無駄に放たれる色気、服の襟から除く綺麗な鎖骨

私の手をつなぎとめる左手

私は覚悟を決めて、身体を起こすと

「まことくん、だって、ほかの女の子に見られてるの気づいていた?私だって嫉妬するもん。誰にも取られたくないって、毎日思ってるの、気づいてる?」

私は襟を掴むと自分の方に寄せて

チュッ

「私もみんなの前で見せつけたいくらいまことくんに夢中なの!」

軽く触れる程度のキスをすると、まことくんは