再会した幼なじみは私だけを溺愛する


「ねぇねぇ、お姉ちゃん。きーほるだー落としたよ?」

私が次の魚を見ようと歩いていくと男の子が走って追いかけてきてくれた

「えっ、本当だ。ありがとう〜、君がいなかったら、私永遠に気が付かなかったよ。ありがとうね?」

「えへへいいよ〜、ぼくはね?パパとママと来たんだー。お姉ちゃん、すごく幸せそうな顔してるよ?」

家族で水族館とかもう何年来てないだろうか?

「ほんとに?そう見えててよかった」

男の子とはバイバーイと言って別れた

「すげー可愛かったな。将来あんなふうに笑い合えるといいな」

まさかまことくんも私と同じ気持ちでいたなんて。

嬉しすぎて今にもニヤけてしまいそうだった

私も同じ気持ちでいると言うのはその後の話