「なぁ、齋藤!俺とバスケで勝負な」
そのときのまことはバスケ部でエースでキャプテンだった
「はぁ〜?エースに勝てるわけねぇだろーが」
俺は自暴自棄になった
その日も冷たくあしらえばいいと思った
だけど、次の日も次の日も誠は俺を体育館に呼んだ
「なんなんだよ!1人にしてくれよ」
それを聞いた瞬間、誠の手に持っていたバスケットボールは転がりこんだ
……はっ!俺は言ったらダメなことを言ってしまったと思った
その時の誠はすごく悲しい目をしていた
やっちまった
以前まこと言ってたじゃねぇか
『おれも1人なんだ。幼なじみと離れてさ』
「か、かんだ…がわ…。わ、悪い」
オレはまことの方に行くと
涙を浮かべていた
「神田川…」
せっかく友達になれると思ったのに
俺は何やってんだよ
謝ろうと思って必死に神田川を探したけど、見つからず



