2週間後の8月20日


『麗奈…おはよう…16歳おめでとう』

朝8時半、アラームで目が覚めると私のスマホに一通のメッセージが来ていた

朝から大好きな彼氏のお祝いメッセージ

「ありがとう〜」

今日は私の16回目の誕生日らしい

昨日、まことくんから言われるまで忘れていたよ

私は背伸びをして、起き上がる

顔を洗う為1階に降りるとお母さんが仕事に行く準備をしていた頃だった

「あら、麗奈!誕生日おめでとう〜。
無事に麗奈が誕生日を迎えられてよかった。
それじゃあお母さん仕事に行ってくるわね?
今日はまことくん家に泊まるのよね?ごめんね?朝だけでも祝ってあげたかったんだけど、時間が無くて。
明日は一日中家にいるから、明日は麗奈の好きな事していいからね。
じゃあ行ってきます」

お母さん、時間ないのに、抱きしめてくれた後、おめでとうを伝えてくれた

ありがとう。お母さん

私はほっこりとした気分で顔を洗い、私服に着替える