「俺も一口飲む」
そう言って私のお茶を口に含むと
まことくんは私の頭を抑えて、何するのかなと思ってる間もなく、まことくんはお茶の含んだ口を私の口に流し込んだ
その瞬間、私の喉は冷たく潤わせるな
「……、もうまことくんが飲むのかと思った。あ、美味しい」
「あはは、悪い」
まことくんは自分の口元を親指で拭うと、ふたたび私の頭を抑えて
「おかわり、くれ」
「んっ……」
まことくんと何度目かのキスをすると
「やっぱり、麗奈は渡さねえ」
聞き取れるような聞き取れないような小さい声で呟いたまことくん
「わっ…」
「うん、落ち着く」
まことくん?最近変だよ。
「麗奈…」
まことくんは私を抱きしめたまま頭の匂いを嗅いでるのかな?
時に息がかかってくすぐったい