私が玄関のドアを開けるとまことくんが既に来ていた

まことくんは私に気がつくと、右手を上げて

「よっ、今日も可愛すぎんだろ」

わたしはベージュのキャミソールを着ている

くつはお気に入りの花柄のサンダル

「まことくんも…。か…かっこいい…」

私は照れながらまことくんの服の裾を掴みながら言うと

「はぁ、もう…可愛すぎる」

今日は美優の誕生日を祝うための日だから張り切っちゃったんだよね

「よし、行くか。美優ちゃんの誕生日を祝うために」

でも今日の私とまことくんは何も言っていないのに蝶と華のネックレスを首元につけている

しばらく話してると、美優たちの姿が見えた

「あ、麗奈〜おはよう〜今日も可愛い」

美優は私に気がつくと、走ってきて抱きついてきた

今日の主役はものすごく可愛い格好をしていた

「麗奈ちゃんまことくん美優ちゃん実玖ちゃん。おはよう!」

そんなに怯えなくてももう逃げも隠れもしないから大丈夫なのに

「……!瑠菜も可愛い〜」

私たちは瑠菜に抱きつくと、勢いがすぎたのか瑠菜は今にも後ろに転んでしまいそうだった