「さぁ、私たちと別れたあと、何してたか全て話してもらうまで、離さないからね」

はぁ、もうわかったよ。

全て話すって

だから両腕解放してくれないかな〜

「日曜日、みんなと別れたあとはね?」

私は諦めて美優と実玖ちゃんにキスしたところまでを話すと、2人は興奮し始めた

「もう、そんなところまで行ったの?

なんで話してくれないのよー」

美優は興奮し出すと、腕を絡める癖がある

「ちょっと〜?私も負けてらんないだからねー?莉久とは幼なじみだけどー、キスしたことないもん」

「もう絶対莉久くんは、実玖のこと好きだって、そうでないと、頭撫でたり抱きしめたり助けたりしないよ?」

「私もだけど、早く付き合えばいいのにー。ほら、取られる前に」

相河くんみたいなタイプが好きな人にいつも囲まれてて、顔赤くしてるからそのうち誰かが告ってしまいそうだな

私も負けてらんない

「麗奈ちゃんも、絶対両想いなんだから!付き合った方がいいよ」

隠し事を話終えるといつの間にか恋バナになっていた

でも、この時間も案外好きだったりする