しばらく私を抱きしめていたマコトくんは私の耳元でこう囁いた

「早く…気づけよ…俺の気持ちに…バカ麗奈」

「まこ…」

私はまことくんの方にむくと

「目、つぶってくんね?」

「うん」

私は戸惑いながらも言われた通り目をつぶると、唇に柔らかくて温かい感触が伝わってきた

それをキスと気づくのにそう時間はかからなかった

私、まことくんにキスされてるんだ

そう気づいた瞬間、顔は熱を帯びて、まことくんの唇が離れて真っ直ぐな目で私をめきた時もまことくんの目が見れなくて私は俯いた

「悪い、でも何故か急にしたくなってきて。嫌じゃなかったか?」

「いや、じゃないよ…」

照れくさくなって2人で俯いてしまった

ソファでしばらく顔を伏せてるまことくんは耳まで赤くなってる

私はソファに置いてある手に自分の手を添えると、まことくんは驚いた顔をした

「麗奈…?」

「懐かしい手だね。昔この手で頭撫でられてるの今でも覚えてるんだよね」

昔は良く泣いてて、弱虫だったのにもうこんなに大人の男性に近づいてるマコトくんは大人っぽくて、心優しくて、昔から私ばかり見ていたのにね

まことくん…本当はね?

昔からまことくんしか見てないほど









"大好きだよ"