ケーキを食べ終えてお皿を洗っていると、
「俺がやるから。」
翔さんがスポンジを奪って私を休ませてくれる。
ちょっとした優しさにも今夜はじんと来てしまう…。
気にしない気にしない…自分にいい聞かせて笑顔を取り繕う。
「果穂、どうした?」
内心ハッとするが、何事もない様に装って
「えっ?何?何でもないよ?」
どうか追求されません様に、と心で祈りながら、お風呂の支度をしようとその場を逃げる。
「果穂、悪いけど俺の目は誤魔化せない。
いつもどれだけ果穂を見てると思ってる?」
鋭い眼付きでじっとみつめられると、
心の中まで見られている様で落ち着かない。
「あ、あの、俺そろそろ帰ろうかなぁ。
もう9時半だし、母さんが心配するといけないから…。」
ワザとらしく健君が帰ろうとするから直ぐに翔さんに捕まってしまう。
「健が、何か言ったのか?お前…分かりやすく怪しいんだよ。」
元々素直で嘘が付けない性格なんだろうな、と思うと憎めないし、かわいいなと思ってしまう。
「俺がやるから。」
翔さんがスポンジを奪って私を休ませてくれる。
ちょっとした優しさにも今夜はじんと来てしまう…。
気にしない気にしない…自分にいい聞かせて笑顔を取り繕う。
「果穂、どうした?」
内心ハッとするが、何事もない様に装って
「えっ?何?何でもないよ?」
どうか追求されません様に、と心で祈りながら、お風呂の支度をしようとその場を逃げる。
「果穂、悪いけど俺の目は誤魔化せない。
いつもどれだけ果穂を見てると思ってる?」
鋭い眼付きでじっとみつめられると、
心の中まで見られている様で落ち着かない。
「あ、あの、俺そろそろ帰ろうかなぁ。
もう9時半だし、母さんが心配するといけないから…。」
ワザとらしく健君が帰ろうとするから直ぐに翔さんに捕まってしまう。
「健が、何か言ったのか?お前…分かりやすく怪しいんだよ。」
元々素直で嘘が付けない性格なんだろうな、と思うと憎めないし、かわいいなと思ってしまう。



