片付けが終わって帰る時刻になる。
「ホテルまで送って行きましょうか?」
果穂はそう言ってくれるが、果穂が1人で夜道を帰るのは心配だからと断る。
「タクシー呼ぶからいいよ。
それより、明日明後日こっちにいる予定なんだけど仕事は?」
「明日はお休みです。明後日は収穫が4時までありますけど…。」
「出来るだけ一緒に居たいから、収穫も手伝うよ。」
「せっかくの休日はのんびりして欲しいです…。」
「言わなかったか?
果穂に会う為にこの1か月頑張って来たんだ。ご褒美を取り上げないでくれ。」
果穂の頬を撫ぜて言う。
「明日、じゃあ。
私が今度は翔さんを観光地にお連れしますね。ホテルで待っていて下さい。」
「接待してくれるんだ。楽しみに待ってるよ。」
そう言って、抱きしめようとしたところで…。
「俺が送ってってやる。」
亮太が横から割り込んで来て2人の間を引き裂く。
「ありがとうございます。
じゃあ、果穂またメールする。」
スタスタと玄関に行ってしまう亮太を追って、果穂の手を一瞬握るくらいしか出来なかった。
「ホテルまで送って行きましょうか?」
果穂はそう言ってくれるが、果穂が1人で夜道を帰るのは心配だからと断る。
「タクシー呼ぶからいいよ。
それより、明日明後日こっちにいる予定なんだけど仕事は?」
「明日はお休みです。明後日は収穫が4時までありますけど…。」
「出来るだけ一緒に居たいから、収穫も手伝うよ。」
「せっかくの休日はのんびりして欲しいです…。」
「言わなかったか?
果穂に会う為にこの1か月頑張って来たんだ。ご褒美を取り上げないでくれ。」
果穂の頬を撫ぜて言う。
「明日、じゃあ。
私が今度は翔さんを観光地にお連れしますね。ホテルで待っていて下さい。」
「接待してくれるんだ。楽しみに待ってるよ。」
そう言って、抱きしめようとしたところで…。
「俺が送ってってやる。」
亮太が横から割り込んで来て2人の間を引き裂く。
「ありがとうございます。
じゃあ、果穂またメールする。」
スタスタと玄関に行ってしまう亮太を追って、果穂の手を一瞬握るくらいしか出来なかった。



