こんなこと言われて ときめかない方が無理なんですけど。 「……あ、洗い物終わったなら、部屋戻るね」 「はい。おやすみなさい」 梅森くんと視線を合わせないまま、足早にキッチンを出る。 「………」 その後まだしばらく、キッチンから漏れていた明かりは消えなかった。