結局一人で、たこやきやら綿菓子やらなんやら色々買ってしまった。 早く梅森くんのところに戻らなくては。 急いで梅森くんのもとへ走ると ───どんっ。 誰かにぶつかってしまった。 「す、すみません!」 「……いえ。平気よ。 走るの危ないから気をつけなさいよね」 「はい、すみませんでした」 ぺこ、とぶつかった女性に頭を下げ、 次は人にぶつからないように、気をつけて走った。 「………今のって…」